趣味の顕微鏡あそび

妻曰く、道具をそろえ終わると趣味が終わるそうだ。

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封入剤:いろんなもので封入してみた。桂皮油もきれいに見えるが、臭い。屈折率1.59ぐらい。今のところ、UVレジンコーティング液が使いやすい!

 

透明マニキュアを封入液にしてみた。

うっすら珪藻が見える。透明マニキュアはダメでした。

PlanApo x10

 

油浸オイルを封入液にしてみた。(屈折率1.518ぐらい)

よく見えない。

PlanApo x10

 

塩化マグネシウム溶液を封入剤にしてみた。(屈折率1.35ぐらい)

珪藻は消えている。

PlanApo x10

 

尿素水を封入剤にしてみた。(屈折率1.38ぐらい)

珪藻はうっすら見える。

PlanApo x10

 

酢酸を封入剤にしてみた。(屈折率1.372)

うっすら見える。くさい。

PlanApo x10

 

塩酸を封入剤にしてみた。(屈折率1.3535)

少し見える。

PlanApo x10

 

水あめを水に薄めたのを封入剤にしてみた。水が多いか?

珪藻が見えない。

 

Magica食器洗剤を封入剤にしてみた。

少し珪藻が見える。

PlanApo x10

 

はちみつを封入剤にしてみた。(屈折率1.48ぐらい)

はちみつの糖の結晶がたくさん見える。

珪藻はうっすら。

あっためてみた。ショ糖が解けた。少しだけ見えてきた

 

いち髪(ヘアオイル)を封入液にしてみた。

視界はクリアだけど、珪藻は消える。

 

ハッカ油を封入剤にしてみた。(屈折率:1.455~1.467)

珪藻が見えない。

 

ケープ(整髪料)を封入剤にしてみた。

珪藻は見える。

 

無水エタノールを封入剤にしてみた。(屈折率1.36)

薄く見える。

 

レモンの皮の油(いい香り)を封入剤にしてみた。

珪藻は見えなくなる。うっすら見える。

 

コリアンダーオイルを封入剤にしてみた。

あまりよく見えない。

 

カルダモンオイルを封入剤にしてみた。

まあ見える。

 

クローブバッドオイルを封入剤にしてみた。

まあ見える。

 

オリバナムオイルを封入剤にしてみた。

まあ見える。

 

バチュリーオイル ホワイトを封入剤にしてみた。

まあ、見える。海綿の骨片みたいなのも。

 

空気封入。

まあ見える。

空気封入。よく見える。七輪の底を粉にして過酸化水素。上澄み液。

 

桂皮油を封入剤にしてみた。(屈折率:1.59)

よく見える。ニッキくさい。

 

おお、小さい穴もよく見える!

 

オリーブオイルを封入剤にしてみた。(屈折率1.46)

よく見える。七輪からとった珪藻化石

 

二酸化ケイ素にグリセリンを混ぜてみた。

見事に珪藻が消えた!

 

アルギニンを水に溶かして封入剤にしてみた。

これは空気

これはアルギニン水。薄くなってしまった。。。

 

コメ油を封入剤にしてみた。

珪藻化石は見えるけれど、クチビル珪藻は全部見えなくなった。。。

 

メープルオイル(はちみつ入り)を封入剤にしてみた。

空気の時。よく見える。

メイプルシロップ。あまり見えなくなっちゃった。粘っこすぎて周りに回らないのかも。いい匂いはする。

 

ジェルキャンドルを封入剤にしてみた。

ハイドロカーボンとポリマーからなる化合性ワックスらしい。透明のロウソク。

少しかけらをプレパラートにのせてホットプレートで溶かした。

珪藻が薄くなる。

 

 

 

 

 

マウントメディアを封入剤にしてみた。

よく見える。

先達によると、120℃で2分ほど温めるともっとよく見えるらしい。

ホットプレート(温度不明)にのせるとまたぶくぶくしてきた。

20秒ぐらいで収まったので取り出した。ナットをカバーグラスの上において、その上に錘をのせた。それが下の画像。わからない。

再度加熱してみた。
今回は泡が出なくなるまで加熱。かなり黄色くなった。

でも冷ましたら、元通りの色になった。でも顕微鏡で見てみるとちょっとアンバーがかかったような色になった。

でかい気泡発見。石だった。

封入する前に除去しないと。。。

このゴミの量を見ると、なんとか選別しないと。



先達によると、珪藻の屈折率は1.43ほどらしい。

 

そして三つめは,光学的な問題である。

顕微鏡の対物レンズはガラスと同じ屈折率(nd≒1.52)の封入剤に封じられた標本に対して収差が補正されている(一部は例外もある)。

しかし珪藻の屈折率は1.43程度のため,1.52程度の封入剤で封じると極めて低いコントラストとなり,実用上不便である。

だから珪藻標本はふつう,屈折率が1.65~1.75程度の封入剤で封じられている。

これは顕微鏡対物レンズの設計値からずれているので,封入剤に沈んでしまった珪藻からは大きな球面収差が生じてよく見えない(コンデンサの照明条件も設計値から外れるが害は小さい)。

カバーグラスに貼り付いている,言い換えればいちばん対物レンズに近い珪藻を選んで観察する必要がある。

珪藻プレパラートの役割

 

 

糖度計用の屈折液なんかはどうだろか?

また、宝石用屈折液があるらしいが、¥12000。うーーむ。

1.81屈折液は宝石屈折計で屈折率測定に使用する専用液です。株式会社BISOネットショップ

 

www.youtube.com

 

屈折液

これは1.3から1.8で見えるらしい 。ちょっと高い。

https://amzn.asia/d/gnUv3wH

 

みんな高屈折率の封入剤を探しているんだな。。。

中には、超高屈折率のレンズを溶かして試した方も。。。スゴイ。

光学サロン

超高屈折率の接着剤で探すといろいろ出てくるけど、個人では買えないっポイので、残念。

 

これなんか、28gで28600円!!

Norland 光学接着剤 NOA170 28g ボトルタイプ | Edmund Optics

みんなも興味津々。固くてもろいらしいが、、、ダメだったら痛いなぁ。

Alternative mountants - MicrobeHunter.com Microscopy Forum

 

 

UVレジンコーティング液を封入剤にしてみた。

屈折率が高いと艶がでるとどこかに書いてあったので、艶出し液はどうだろうとAmazonでぽちっとな。

おお、よく見エール。

おまけに、UVを当てたら固定もできる。ちょっと臭いけど、固まると無臭。おまけに安い!もっとも、柚子スチロールみたいに、1か月後に泡泡だったらダメだけど、なんとかもってくれ!

先達に聞くとLOCAもいいみたい。

http://www.mikrohamburg.de/Programm/Protokoll_20181117.pdf

私のスマホの裏面も割れているので補修にいいかも。でも1回使い切りナノがむむむ。

 

 

描画ワニスを封入してみた。2023/02/02

PlanApo x40

UVレジンコーティング液で固定して、描画ワニスをたらして、ホットプレートで加熱して封入。加熱しないと固まらないっぽい。

なかなかよく見える気がする!

さて、経過はどうだろうか?

 

 

 

 

いままでに試してみたもの。

カバーガラスの屈折率(1.52)

珪藻の屈折率(1.43ぐらいらしい)

 

× 透明のマニキュア(ダイソー

× 油浸オイル(x100に使うもの)(1.51)

× 塩化マグネシウム

× 尿素水(1.38?)

× 酢酸(1.37)

× 塩酸(1.35)

× 水が多い水飴

× 台所用洗剤(Magica)

× 蜂蜜(古いもので2層に分離しているもの)

× いち髪(ヘアオイル:2層液の下の層;娘のもの)

× ハッカオイル(1.45)

× 整髪料(ケープ)

× 無水エタノール(1.36)

× レモンの皮の油(リモネンか?)(1.48)

〇 空気(1.0)

〇 マウントメディア(1.5)

〇 桂皮油(1.59)

× コリアンダーオイル(1.46)

△ カルダモンオイル(1.46)

△ クローブバッドオイル(1.53)

△ オリバナムオイル(1.45)

× バチュイリーオイル(1.50)

〇 オリーブオイル(1.46)

× 二酸化ケイ素にグリセリン

× アルギニン水

△ コメ油

△ メープルオイル(はちみつ入り)

△ ジェルキャンドル

× MGK-S(標本用封入剤)屈折率1.55

○ UVレジンコーティング液 https://amzn.asia/d/63rNMab

〇 描画ワニス ベネシャン 画用液 55ml O528 ベネシャン ターペンタイン

× UV塗料   UV塗料をゲットした。がダメだった。。。 - 趣味の顕微鏡あそび

 

 

----試してみたいもの----

砂糖水

サラダ油

醤油

ニッキ油

塩水

マヨネーズ

パラフィン蝋燭

カーギルマウント

Mounting Media – Cargille Labs

Naphrak た、高い!!  15mLで7400円ぐらい。(トルエン別で)

 

固定剤として

ワセリン

整髪料(ムースとか)