趣味の顕微鏡あそび

妻曰く、道具をそろえ終わると趣味が終わるそうだ。

ブログタイトル

カバーガラス洗浄液を作ってみよう!

 

先達に教えていただいたRORというカバーガラス洗浄剤だけど、かなり高い

そこで教えていただいたフォーラムにROR Cloneの作り方が載ってあった(笑)

先達達の熱意には頭が下がる。

 

diatom-forum@groups.io | Coverslip and slide cleaning - ROR glass cleaner

 

フォーラムの中に、知識は安いが経験は高いとあった。

できるだけ安価に経験したいものだ(笑)

 

  • 蒸留水   850.0ml 
  • ピュア液体ソープ 90.0ml
  • 食塩  8.0g 
  • アンモニア (~28%)  8.0 ml
  • IPA(99.9%) 42.5ml

 

そんなにいらないので、1/10でしてみる。

  • 精製水    85g
  • 洗濯洗剤   9g (比重1.02)
  • 食塩     0.8g
  • アンモニア水 0.7g (比重0.9)29%濃度
  • IPA    33.4g(比重0.78)

 

どうも食塩が気になるが、どうも洗浄に必要らしい。

グリースを積極的に分解する。

Re: Coverslip and slide cleaning - ROR glass cleaner

 

 

 

 

うーむ。

塩化ナトリウムではなく、アルペンザルツが悪いのか、

Nanox(名前の響きがいい(笑))がまずかったのか、

なんとも濃ゆい液。。

 

ペーパーに染みさせて吹いたけれどもなんかべっとりで、水ですすいでさらに拭き取った。おそらく洗剤が濃いのが原因かも。

もしくはNanoxPremiumは余分な成分(酵素)が入っているせいかもしれない。

もしくは界面活性剤が、食器洗剤の倍の濃度なので入れ過ぎているのかも。。

 

 

しまったなぁー。

 

 

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2024/04/27

前回は洗濯洗剤だったが、今回はJOY(食器洗剤)に変更してみる。

また、9gから5gに減らしてみる。

 

精製水    85.3g

食器洗剤   4.87g (比重1.02)

食塩     0.8g

アンモニア水 0.7g (比重0.9)29%濃度

IPA    33.7g(比重0.78)

 

さっそく試してみた。

ほんの少し濁った感じの液。

カバーガラスの下にダスパーをひいて液を垂らし、カバーガラスを乗せ、筆でまんべんなく撫でる。

その後、精製水ですすいで、コンタクトレンズ洗浄機(超音波?)のRですすいで、再度Lですすいで、エアーダスターで水滴を除去してから覗いてみた。

おお、いままで史上一番きれい(笑)

欠けは逆ピンセントでつまんでエアーダスターを吹いたので割れた。

2回割ってる(笑)

 

あと絵筆で洗うのは使いやすいかも。指の油脂が原因かもと、指サックも用意したけれど、十分に脱脂してあるであろう筆で十分だった。

 

次は洗浄済みカバーガラスの保管方法を考えないとね。

 

アルコール漬けのカバーガラスに火をつけても、毎回シミが付くのでドライで保管したいところ。100均でコンタクトレンズケースを2個買ってきたけれど、1個に2枚しか入らないが、案外十分かも。