本日は、頂いた別の珪藻土を試してみた。
まずは4cm四方の珪藻土を手で一生懸命細かく砕き、硫酸に入れてみた。あんまり変化がない。次に過酸化水素水をたらしてみた。
前回のように煙がでたので換気を行い混ぜてみた。鍵主様からいただいた珪藻土のようにはいかない。それでもやわらかくなってきたのでガラス棒で押しつぶすことに。
その後何度も何度も沈殿上澄みを繰り返しガラス瓶に入れて自宅に持ち帰った。
どれどれpHはどれぐらいかとpH試験紙をつけてみると、あちゃ、まだpH3ぐらいあるではないか!そのままカバーグラスに垂らすとあのいやな煙がでるので、再度水の入れ替えを繰り返した。
そして、カバーガラスに1滴たらしてホットプレートで蒸発させると、むむむ。
泥まみれだった。今回、珪藻度片が小さかったので水の入れ替えが少なかったのが原因かも。
仕方ないので、スピッツ管に少し入れて、超音波に。
先達は超音波洗浄機にかけると、放散虫が欠けるのではとの指摘に、確かになんかかけ割れが多い気がする。文献に超音波は有効とかいてあるが、1分程度らしい。長い論文なので、そうそう、ChatGPTを試してみよう。が、要約を要約されただけだった。。。軽く軽く読んでみると、やはり目的が違う。
やはり、こちらの文献では超音波のやりすぎは珪藻が破壊されるとある。
やはりこまめなデカンテーションが大切かも。
それより、屈折率が高いスチラックスという文言が!
ここにあったが、ちと高い。。。エゴノキを見つけたら試してみたいが。
そこで、30秒だけかけてみた。
水の色を見てみると、全体的に茶色で十分に泥が分散されているかも。どれどれ覗いてみよう。
うーむ。まだ泥が顆粒状になってる。
そこで、ホットプレートで急に熱を上げるのがまずいのではと考え、カバーガラスに一滴垂らして、明日見てみよう。おやすみなさい。
で、翌日。
あまり変わらない気がする。
PlanApox10 カバーガラスの上
PlanApoX40
レンズみたいな珪藻がつながったのを見つけた!
さて、実体顕微鏡で探せるかな?
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2023/2/19
精製の続き。
なんか全体的に茶色い。カバーガラス上で乾燥させた珪藻に塩酸を1滴落としてみた。変化なし。蒸発させて、過酸化水素水を一滴。すると泡が出てきた。
ちょっと白さが足りないとき、カバーガラスに一滴垂らして再精製してもいいかも。
とかいってなんか二酸化マンガンみたいにただの触媒反応だったりして。金属、活性炭素、酵素、二酸化マンガンなどが触媒になるらしい。
しかし、実体顕微鏡で覗いていると、小さな泡がぽこぽこ出てくるのはかわいらしい。
茶色い石からよく酸素がでている。
らちが明かないので蒸発させてみた。ずいぶん白くなった。