二上山(Wiki)は奈良と大阪の境目にある二こぶの山でもともと火山の大噴火でできて、その後平たくなり隆起してできた山だという。火山の化石らしい。
教科書で習うサヌカイトの産地で知られている。娘に行ってきたよというと、即答でサヌカイト、砕片石器とかえってきた(笑)
二上山博物館は香芝市の文化ホールの1Fにある。サファイア探しのイベントなどが行われるが、残念ながら本日は数珠作り(¥500)であった。。。
ちなみに2023/8/27(日)に行われるらしい。(要予約)
博物館に入るとこじんまりしていたが、サファイアがおちょこいっぱいに入っていた!なんとうらやましい(笑)
ボランティアガイドの方が詳しく説明してくれた。
帰りにお土産のサヌカイトを購入。和名は讃岐石らしい。
モース硬度は6らしい。黒曜石よりも堅いとのこと。
薄片にするのは難儀しそうだ。。。
ちょっと削ってみたが、また元気な時にしよう。
ついでに竹田川も訪問。
1組の親子が頑張っておられた。話を聞くと2回目らしい。サファイア狙いとのこと。
砂を1kgほどとってきたが、残念ながらサファイアは見つからず。
ティースプーン1杯ずつ洗面所で見たので、肩が痛い。。。
帰りがけに屯鶴峯にもよってきた。
猛暑の中ふらふらになりながら真っ白な岩肌を堪能。
あまりに暑いのですぐ帰ってきた。
封入してみた。
オキシドールと塩酸で洗って、スライドガラスに水道用紙ワッシャーを張り付けて、UVレジンコーティング液で封入した。
すると、気泡だらけになってしまった。。。
なんとか脱気しないといけない。。。
あとワッシャーの側面から気泡が出てくる。
次回は方法を変えてみよう。
①ワッシャーの内側に先に気泡止めのUVレジンコーティング、硬化
②液を充填し、鉱物を入れ、ホットプレートで温める。
➂そのまま硬化し、気泡がないのを確認して、追加するかそのままでカバーガラス。
泡だらけ。。。
なんとも残念な結果に。。。
屯鶴峯で拾ってきた小石を磨いてみた。
ダイアモンド丸ノコで薄く切り出して、紙やすりとカーボランダム3000で平滑にして、接着。今回はバルサムでくっつけてみた。
バルサムはスライドに滴下して、揮発分を蒸発させてから、磨いた石を張り付けた。
調子よく磨いていたら、こうなった。。。
次回はミニ吸盤を用意したほうがいい。。。2時間分悲しい。
岩石薄片の安全なつくりかた。 | 学芸員コラム | 沖縄県立博物館・美術館(おきみゅー)
それでも磨いて撮影してみた。
x4、x10、x20、x40
ううむ。
やはりでこぼこ。
偏光板を挟んでみた。
PlanApo2x 挟まない
PlanApo2x 挟んだ。
凸凹を均そうと、水を滴下してカバーガラスをおいた。
斜光照明。
やはり凸凹。
やはり凝灰岩は無理なのか。。
と思ってみてみると、あるし。。
さらに磨いてみた。
実体顕微鏡で覗いてみると、まだまだ厚みがあった。
しかし、これ以上するとどんどんはがれて行ってしまうのではなかろうか?
なんか、アイスキャンディーを削っている感じ。
樹脂で固めて樹脂ごと削る方法もあるらしいが、、、
さらに削ったけど、ぼろぼろはがれてきたので終了した。
スライドの裏側から見てみた。4x
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2023/8/27
100円で買ったサヌカイトのかけらを磨いてみた。
硬度6って聞いてたから硬いかなぁと思っていたが、案外うまく削れた。
もっとも小さいからね。警戒して小さな破片にしてたし、もともと薄かった。
固定はUVレジンコーテイング液。スライドガラスを少しだけ温めて滴下、下面を研磨(#3000まで)したサヌカイトを重石(ナット)押し付けてUV照射。
今回は、前回の失敗を踏まえて、吸盤を用意した。
ミニ吸盤がなかったので、普通の吸盤を小さく切り取った。
まぁ使える。
ダイアモンドやすり→#1200→#3000→#10000
これはまだまだと、さらに磨いてみた。
まだまだ。もっと磨くぞ!
ダイアモンドペーストをきれいに洗うと少し見栄えが悪くなる。ペーストのオイル分が凸凹を消してくれていると思うので、いよいよ、カバーグラスをかけてみよう。
(ドキドキ)
気泡も入らずうまくいった。が、まだ磨き足らなかったような気もしてきた。。。
しかしこれ以上するとどんどんちびてなくなる気もする。
できるだけ、本当に限界までダイアモンドやすりと#1200で削ってから、
#3000に変えていこう。
#3000や#10000なんて何度やっても薄くはならない。
だいぶちびたサヌカイト。
どうもサヌカイトという表記は岩石表記からは消えているらしい。
「ガラス質の石基に古銅輝石を多く含み、斜長石が少ない特徴の黒く緻密な石質を持つ安山岩の一種のサヌカイト」は安山岩または高Mg安山岩の一種らしい。
またサヌカイトはナウマンが世界に紹介したらしい。
https://core.ac.uk/download/pdf/160245942.pdf
NHKの朝ドラでは牧野富太郎博士だが、同様に明治時代の学者が感慨深い。